僕はもう元バーテンでも何でもない

 

ローカルのバーとか履歴書配った。

 

あぁでもわかった、

確かに22歳くらいの時は真面目に小さなお店をマネジメントしてて頑張る子なんて言われてた。

 

けど今、元バーテンとか言えるほどでもねー。

 

元って言っていいのは辞めて3年後までだな、

って気づいた。

 

マルガリータのレシピは?

 

瞬時に言えなかった時点で俺は終わってたのだ。

忘れた。

 

シャンディガフ

モスコミュールも。

 

小さい俺の脳みその容量は

 

とっくに上書きされていた。

 

英語スペイン語

友達の名前。

行った場所

思い出。

 

覚えたぶん

カクテルのレシピなど忘れてしまったのだ。

 

面接終わって、直ぐにその事実を受け止め

直ぐに方向転換、

金もないし。

 

 

やったらやったで金くれるって日本食レストランにいる。

 

そこでは楽しくやっている。

人がって言うより、

"売る"が楽しい。

 

接客用語とお客の言う

カナディアンジョークがまだわからん。

 

 

売ったらチップバックされる。

 

そもそも全部のシステムが違う。

書かないけど

接客が日本と全然違う。

 

月1200ドルが給料

チップが1200ドルくらい行くんじゃん?

それかもっと。

頑張れば。

 

トロントで金貯めて直ぐに出れるなら

それでいい。方法は気にしない。

 

だけどただトロントで時間を喰われるのではなく

毎日英語スペイン語

あとコーディングの勉強は欠かさずやる。

 

 

 

職場では、

俺はまだ話せる方と勘違いされてる。

 

僕より話せない人が多いから。

 

そりゃただのキャリアだから凄いことでも何でもない、

多分人より勉強しただけ。

 

そんなことよりも、

スペインでは3ヶ国語流暢に話す奴が多かった。

 

俺は二か国語すらまともに話せず

結果的に自信無くして逃亡してきたのだ。

 

"俺よりダメな奴見ないと自信無くすわー"

ってマジで思った。

 

トロント来て、

"うん、俺大丈夫”

ってやっぱまた元気になってやる気が出た。

 

だから勉強して、また戻る。